もし利益がでていないのならば、以前より悪化しているのならば、今より伸ばしたいのならば要因をつかんで改善していかねばなりません。
ステップ1
その要因は具体的に何なのか、いつ起こったのかどうして起こったのか事実を把握する。
ステップ2
財務の視点から分析する。
売上が少ないのか、原価率が高いのか、固定費が高いのか。
ステップ3
事業の視点から分析する。
どの部門が問題なのか、どの商品が問題なのか、どの取引が問題なのか。
どの部門を伸ばすのか、どの商品を伸ばすのか、その取引を伸ばすのか。
ステップ4
問題を解決するにはどうすればよいのか?
伸ばすためにはどうすればよいのか?
利益がでただけでは経営は楽になりません。
黒字倒産という言葉もあるように、利益がでても手元のお金がつきると会社は倒産します。
損益面だけでなく、手元の資金を増やすためには、「資産」売掛金・在庫・不動産・設備、「負債」買掛金・借入金(融資の借入・返済)を見直さなければなりません。
フェーズ1.2での検討を具体的に計画書に整理します。期間のめどは3年ですが、より長期の計画を立てることも可能です。
計画の内容は、「現在の状況」「問題要因、課題」を踏まえ「具体的な行動計画」「利益計画、資金繰り計画(資金の調達、融資返済)」が中心となります。
計画書を示し金融機関・取引先など関係者に協力を得るための調整が必要です。
計画を立てただけでは、実現しません。少なくとも月に一度は業績と行動計画が実行できているか、できていないのか。
できていないとするとそれはなぜか、当初の行動計画でよいのか。検討して対策をうっていかねば、改善は実現しません。